
角ダクトを製作する際は、一般的にコイルと呼ばれる鉄板を丸めたものを使います。
コイルの幅は1828mmとなっており、この寸法は6feet(=1828.8mm)を基準にしています。
そのため「巾コイル」と呼ばれたりもします。

長さの単位であるfeetは、偶然にも尺とほぼ同じ寸法になっています。
そのため6feetは6尺とほぼ同じです。
先ほどのコイルの幅は、6尺脚立と大体同じぐらいということです。

アングルフランジダクトを製作する場合は、アングルフランジをかしめるために鉄板を7mm折り返す必要があります。
先ほどの6巾コイルの場合、両側7mmずつ折り返すと、
1828-7-7=1814になります。
このことにより、アングルフランジダクトの定尺は1815~1820mmと決まります。

一方、共板フランジダクトを製作する場合は、共板フランジを作るために鉄板を45mm折り返す必要があります。(四隅にはコーナーピースをかしめます。)
先ほどの6巾コイルの場合、両側45mmずつ折り返すと、
1828-45-45=1738になります。
このことにより、共板フランジダクトの定尺は1740mmと決まります。

なお、鉄板はコイルのほかにも、サブロク(3feet×6feet)、シハチ(4feet×8feet)、メーター板(1m×2m)などがあります。
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