亜鉛鉄板の厚さが0.1tの場合、1㎡の重さは0.785kgになります。
それでは「亜鉛・0.6t:500×500=1000Lの角ダクト」の場合、重さはいくらになるでしょうか。
(フランジおよび中間補強の重さは省略します。)
①まずは平米数を計算します。
0.5×4×1=2㎡
②次に求めた平米数に0.785kgを掛けます。
2×0.785=1.57kg
③これで板厚が0.1tだった場合、1.57kgになるということが分かりました。
今回は板厚が0.6tになっているため、さらに6倍をして答えを求めていきます。
1.57×6=9.42kg
すると先ほどのダクトの重さは9.42kgということが分かります。
(実際にはフランジや中間補強の重さがあるため、もう少し重くなります。)
このようにダクトの重さを計算する際は、0.1tの場合に1㎡が0.785kgになるということを覚えておくと便利です。
そうすることによって、あとは平米数と板厚さえ分かれば、計算によって重さを求めることができます。
ダクトの重さが分かっていると、高所作業車や電動ホイストでの作業時に、重量オーバーになってしまうことを防ぐことができます。
また、ダクト吊込時に作業員は何人くらい必要になるかという目安にもなります。
ちなみに下の表では一般的な亜鉛ダクトの板厚に対する1㎡の重さを表しています。
以下は計算フォームです。
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